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ITコーディネータは、21世紀の情報社会、ネットワーク社会の中で、次のような役割を担うプロフェッショナルとして活躍することが期待されています。

1.ITソリューションビジネスの中心的な担い手

 ITは、あくまで道具にしかすぎません。
このITを活用して企業経営者が経営課題を解決し従来のビジネスモデルの転換を行なうこと、 あるいは新しい経済・社会システムを提案し実現することが、真のIT活用です。
こうした真のIT活用をユーザーに提案する「ITソリューションビジネス」が、 21世紀の中心的なITビジネスとなります。
ITの真の活用を行なう主役はあくまでも経営者や経営戦略企画責任者(Chief Strategic Officer)です。  しかし、これをサポートする人材がITユーザーサイドからみても、ITベンダーサイドからみても絶対的に不足しています。
 とりもなおさず、ITコーディネータが目指している経済・社会的な役割は、この「ITソリューション」を実現することであり、 ITコーディネータ資格を有する人材の活動領域は、今後飛躍的に拡大してゆくことが期待されます。
 特に、大企業をターゲットとした「ITソリューション」市場は順調に拡大していますが、「中堅・中小企業」を対象とした市場は未整備です。 この市場を形成する中心的な担い手はITコーディネータです。

2.新しいITサービス市場創出の中心的な担い手

 ITは、社会・経済システムを急速に転換させています。そのため、我々の目には見えない新しいIT関連サービス市場が次々と生まれてきます。
ITコーディネータのサービス・フェーズの一つである「情報化資源調達」という市場もその一つです。 特に、数十兆円といわれている行政の情報システム調達のオープン化が行なわれれば、専門性、中立性、信頼性の高い第三者 (Trusted Third Party)の役割が飛躍的に高まってきます。
 また、情報が溢れるなかで、情報の信頼性を評価するサービスニーズも顕在化してきています。 IT社会では、ネットワークを介した間接的な取引やコミュニケーションが中心となるだけに、信頼性の高い中立的な立場の評価者の存在が、 様々な局面で求められてきているのです。

3.CIO人材源としての役割

 21世紀は、企業がより高い付加価値を生み出せるか否かが問われる時代になります。
そのためには、ITを経営に活用して、 企業内の知恵や知識を有効に活用する仕組みや、顧客とのコミュニケーションの仕組みをデザインし、具現化するプロフェッショナルが欠かせません。
 こうした役割を担うプロフェッショナルをCIO(Chief Information Officer)と呼ぶとすれば、「体系的に企業内でCIOを育成することができていない。」 と多くの企業経営者が考えているでしょう。
ましてや、人材の乏しい中堅・中小企業では、内部にそうした人材を抱えることさえ難しいのが現状です。
 ITコーディネータ制度は、資格の取得、その資格維持を通じて、大手企業が体系的にCIOを育成するプログラムを提供し人材育成を支援します。
したがって、企業内のITコーディネータ資格取得者は、本制度が求める厳しい資格維持条件をクリアすることが将来のCIOになることにつながるのです。
 また、人材の乏しい中堅・中小企業には、独立したITコーディネータを増やす、あるいは公認会計士や税理士、 中小企業診断士などの身近な専門家にITコーディネータ資格を積極的に取得していただくことにより、より手軽に外部の専門家に相談できる環境を提供してゆきます。

 ITコーディネータほど明確にユーザーの立場に立った経営とITが分かる人材像を打ち出し、積極的に社会・経済改革の担い手として位置付けた資格はありません。
そのため、ITコーディネータ資格を取得した個人は、その資格を明示することによりその能力や役割をPRすることができます。
 また、一定の数のITコーディネータを有する企業は、ITコーディネータが目指すサービスを提供する企業として、内外にPRすることができます。

 また、ITコーディネータ協会では、協会運営に積極的にユーザー企業の参画を仰ぐと同時に、ITコーディネータのサービスに対するユーザー評価を 反映するシステムの導入を検討しており、従来の協会とは異なる協会づくりを目指しています。
 さらに、ユーザー企業の啓発活動や支援をネットワークを介して 積極的に行うことによってユーザー企業との接点を拡大し、ITコーディネータの活動の場を拡大することを目指します。
 したがって、ITコーディネータ資格取得者は、ITコーディネータ協会が運営するネットワークを通じて自分の実績や能力を内外にPRすることができると同時に、 活躍の場を広げることができるのです。




ITコーディネータ協会HPより抜粋)